2018年イーサリアム(Ethereum)再びハードフォークしたらどうなる? 

イーサリアム(Ethereum),には、近々ハードフォークをするのではないかという噂があります。 

 

しかし、イーサリアムのハードフォークには賛否両論あります。なぜなら、前回のハードフォークによりブロックチェーンが2つに競い合うネットワークに分裂したからです。 

 

Localethereum社によると『イーサリアムは再びフォークすべきか?』というツイッター投票では、賛成半分、反対半分だったそうです。

「イーサリアムはハードフォークによって修正する」という人もいれば、「イーサリアムはハードフォーク以外の方法で資金返済するだろう」という人もいます。

Parity社は「措置方法を決めるのは早すぎる」という見解を示しています。

The DAO Again? Fears, Forks and Finger-Pointing In Parity Exploit Aftermath

Nov 7, 2017 by Alyssa Hertig

https://www.coindesk.com/ethereum-dao-fears-forks-finger-pointing-parity-exploit-aftermath/

イーサリアムとは? 

 

イーサリアムはビットコインと同じように「仮想通貨」の一つです。イーサリアムは1000種類以上ある仮想通貨の中で、ビットコインについで第二位の硬貨です。 

 

イーサリアムというのは、仮想通貨の名称ではなく、2015年に発売された次世代分散アプリケーションのことを指します 

 

イーサリアムはブロックチェーンを基盤とし、アプリケーション作成のプラットフォームを作っています。 

 

イーサリアムの通貨単位はETH(イーサ)です。ETHには、イーサリアムネットワークにおいてアプリケーションを実行する「燃料」の意味があります。 

 

 Ethereum(イーサリアム)の概要 

発行日 2015年7月
ブロックチェーン Ethereum
公式サイト https://www.ethereum.org/
トークン名称  ether(ETH)
総トークン供給量 未定
承認システム Proof of Work/Proof of Stake
創業者 Vitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)

 

イーサリアムとビットコインとの違いは? 

 

イーサリアム(Ethereum)もビットコインと同じでブロックチェーン技術を利用しています。しかし、ビットコイン以上に機能を拡張させているのがイーサリアムなのです。 

 

ビットコインの場合、ブロックチェーンで取引記録を全て管理していますが、イーサリアムは取引記録と同時に契約記録まで管理しています。機関を介さずに契約内容を執行できるのがイーサリアムの特徴です。 

 

ビットコインは主に支払い手段として利用されますが、イーサリアムは、決済だけにとどまらず様々な手段に使用できる硬貨と考えられています。 

 

 イーサリアムの発行枚数は? 

 

イーサリアムは発行枚数に上限があるのか不明です。 

2014年に7200万ETH発行され、現在は9400万ETHと言われています。 

 

ビットコインやリップルなどは上限があるので、今後上限が決められる可能性もあります。 

 

イーサリアムの1番の特徴、「スマートコントラクト」とは? 

 

ビットコインとの違いのところでも触れましたが、イーサリアムの1番の特徴は「スマートコントラクト」です。直訳すると「賢い契約」となります。 

 

イーサリアムのスマートコントラクトでは、過去の契約内容をネットワーク上で半永久的に保存することが可能です。 

ブロックチェーンのシステムは改ざんすることができないので、今までの契約のように「署名」「押印」「保証人」がいりません。様々なコストや手間が省かれるのです。 

  

ハードフォークで誕生した「イーサリアムクラッシック」とは? 

 

2016年6月にTHE DAO事件があり、この大規模なハッキング被害に対してハードフィークを行いました。 

このとき、ハードフォークに反対した人たちにより誕生したのが「イーサクラッシック」です。イーサクラッシックは、非中央集権型の思想を最も重視して、ブロックチェーンの不可逆性を求めて立ち上げられたプロジェクトです。 

イーサリアムクラッシックとイーサリアムは基本的な構造は変わりませんが、イーサリアムクラッシックの方がセキュリティ面を重視して作られています。 

 

2つに分かれている現在、利用者が多く、時価総額が高いのはイーサリアムです。 

  

イーサリアムの今後は? 

現在、イーサリアムのスマートコントラクトの実用化が目指されています。2017年イーサリアムのブロックチェーン技術、スマートコントラクトの研究・開発を共有し合うためにEEA(イーサリアム企業連合)が発足されています。 

EEAには日本では、トヨタ自動車や三菱UFJが参加しています。有名企業が多数参加しており、現在も拡大を続けています。 

 

イーサリアムが再びハードフォークするのではという話も出ていますが、イーサリアム自体が多くの可能性を秘めています。

今後のイーサリアム関連のニュースにも注目が必要です。

 

 

 

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