CBOE(シカゴ・オプション取引所)でビットコイン先物取引が上場。先物取引とは? 

12月11日午前8時(日本時間)にCBOE(シカゴ・オプション取引所)がアメリカ発のビットコイン先物取引を上場しました。 

先物取引の開始により価格が乱行下するとの噂もあり、ビットコインの価格は週末から落ちていましたが、上場しても価格は落ちることはなく、190万円台まで上昇中です。 

 

来週(12月18日)にはCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の先物上場も控えています。しばらくは様子見状態だと思いますが、CBOE上場後の価格次第では、来週からのビットコインの価格も上昇するかもしれません。 

 

 

CBOE(シカゴ・オプション取引所)上場直後の様子 

 

取引が開始直後にサイトへのアクセスが集中したことにより、一時的にサイトがダウンしました。 

取引は継続して行われたようですが、まさか上場直後にサイトがダウンするとは‥。先物上場への注目の高さを伺い知ることができました。 

今回のビットコインの先物上場は仮想通貨界にとって大きな転換期です。なぜなら、これまで、一度の取引に1億以上を使うような機関投資家やプロトレーダーは「ルールがない」ということで仮想通貨の取引には、手を出さなかったのです。今後は、ビットコインの取引に、プロトレーダーが多く参入して来ることになります。 

 

 

今後のビットコイン先物の上場予定は? 

 

米国金融機関CME(シカゴ・マーカンタイル取引所) 

ビットコイン先物2017年12月18日 

Cantor Fitzgerald & Co.の子会社Cantor Exchange 

ビットコインバイナリーオプション取引 2017年12月18日 

Cantor Fitzgerald & Co. 

ビットコイン先物 2018年の前期中 

ナスダック証券取引所 

ビットコイン先物 2018年の前期中 

 

 

ビットコイン先物での商品名称 

先物取引では、BTCではなく、XBTという名称が使われます。ちょっとわかりにくいですよね。ちなみに、18日に上場予定のCMEでは、BTCと表記される予定です。 

 

  

先物取引とは?  

先物取引とは将来の売買についてあらかじめ現時点で約束をする取引のことです。現時点では売買の価格や数量などを約束だけしておいて、将来の約束の日が来た時点で、売買を行います。 

前もって売買の価格を決めておくことができるので、価格変動する商品の売買につきものの価格変動リスクを回避できるという利点があります。 

【例】 

AさんとBさんは「1ヶ月後にビットコインが〇〇万になるだろう」と予測しました。「その値段で□枚売買しよう」と約束します。1ヶ月後にその値段での取引が完了します。 

 

 

今回先物取引を開始したCBOEとは? 

 

CBOE(シカゴ・オプション取引所)とは、アメリカのシカゴにある世界有数の取引量を誇る先物取引所です。設立は1973年で、2010年取引所の親会社であるCBOEホールディングスはナスダックに上場しています。 

 

 

18日に先物取引開始予定のCMEとは? 

 

CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)とは、CMEグループが所有・運営するアメリカのシカゴにある北米最大の金融商品の先物取引所です。1898年にシカゴ商品取引所から独立し、1919年にシカゴ・マーカンタイル取引所になりました。(源流は1848年に設立された世界初の先物取引所) 

 

まとめ 

先物取引?なんでそんなに話題になってるの?と思っていた方にも、事の重大さがわかっていただけたでしょうか。ビットコインの先物取引が開始する事で、プロトレーダーが参入してくるので、価格が今まで以上に短期間で大きく動く可能性が出てきたというわけです。

今回のCBOE以外にも、2018年前期まで、様々な企業が仮想通貨市場への参入を決めています。来年以降、ビットコインが先物上場した事で、今までとどう変化していくのかが楽しみですね。

 

 

 

 

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