ベトナムで仮想通貨が禁止。ビットコイン禁止国が増加中!?

2017年10月30日、ベトナム国家銀行(ベトナム中央銀行)は国内デジタル通貨の使用、ビットコインに関連する活動を違法とすると発表しました。2018年上旬から仮想通貨を使用したものに罰金(日本円で最高約100万円くらいの額) を課すとのことです。

このことは、2018年の第一四半期に実施される通貨法では定められることになります。ベトナムで許可される支払い方法は、ベトナム国家銀行(ベトナム中央銀行)が発行、管理した通貨のみとなります。ビットコインの採掘に関しては言及していないため、仮想通貨のマイニングの位置付けについてはまだよくわかっていません。 


ベトナムでは個人でも企業でもビットコインは禁止? 

ベトナムでは個人でもビットコインの使用が禁止となるのでしょうか。現在のところの予想となりますが、個人にはこの法律はあまり影響がないと考えられます。いくら禁止と言っても、銀行が個人の取引を管理することは難しいのです。仮想通貨を使用する企業への影響は大きいと思われます。 

仮想通貨の使用に関わる不安が今後払拭されたら、この禁止法も解除される可能性があります。 

 

なぜベトナムでビットコインが禁止されるのか? 

2017年8月、ベトナムの首相は「2018年までにビットコインを正式な支払い形態として認める計画を承認しています。 

弁護士のLa Cao氏は以下のように述べています。 

ビットコイン自体は禁止品目ではないが、流通は禁止されている。もし、ビットコインが通貨または法的支払い手段として受け入れられると国家主権が侵害され、脱税や違法取引が増え、経済が複雑になる 

 ビットコインにまだ不安要素がある、国家主権が侵害され脱税や違法取引が増えるという考えがあるので禁止されたと言えそうです。 

 一方で、国会では取引の監督を行い税金を徴収するために近い将来ビットコイン取引を合法化する提案がされたことも報じられています

ベトナムのビットコインに対する法整備はかなりややこしい
ですね。今後どうなっていくのかは長い目で注目していく必要がありそうです。

 

 



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