ビットコインは、2017年8月に分裂し、ビットコインキャッシュが生まれました。今度は、10月24日にまた分裂するということです。
ビットコインがまたも分裂–新生「ビットコインゴールド」の正体(CNET Japan) – Yahoo!ニュース https://t.co/ziIDD9luHI @YahooNewsTopics
ビットコインを持っている人はビットコインゴールドをもらえるという話もあります。分裂することによってどうなるんでしょうか。
なぜビットコインは分裂するのか?
ビットコインの分裂の目的は「中国の主導、マイニングをなくす」ことだと言われています。ビットコイン、ビットコインキャッシュともに現在、中国のマイニンググループと言われる集団が大半を独占している状態なのです。
今のビットコインの状態では、この中国のマイニンググループが、もう取引の記録をしないといえば、ビットコインの送金が止まってしまう恐れがあります。この中国の独占状態を解決するためにビットコインゴールドを作るというのです。
具体的には、ビットコインゴールドでは、「ASIboost」という技術が使えなくなったり、マイニングの難易度を低下させ、個人でもマイニングできるようにさせたりします。
ビットコインキャッシュはもらえるの!?
どこの取引所のビットコインを購入しているのかによって対応が違います。
まずは、国内最大の取引所「bit Flyer」の場合です。
問題がないことを確認できたら11月1日にビットコインゴールドを配布します。
2017 年 10 月 25 日に Bitcoin Gold(以下、「BTG」)によるビットコインのブロックチェーン分岐(以下、「BTG 分岐」)が予定されています。当社として下記の対応*1を予定しておりますのでお知らせします。
・当社は、BTG 分岐前にお客様が bitFlyer アカウントで保有されていたビットコイ
ン現物の数量と同量の BTG をお客様に付与*2 します。 BTG 分岐が恒久的であ
り、お客様の資産保護等の観点においても問題が無いと当社が判断した場合、お
客様はビットコイン、及び BTG 両方の資産を持つことになります。
・BTG の付与に伴い、BTG の売買サービス、お預入・ご送付サービスの提供を開始
する予定です。
と明記されています。
次に、「コインチェック」の場合です。
コインチェックもbit Flyerとほぼ同じようにビットコインゴールドを配布する予定です。しかし日時はまだ「未定」とのことです。
このたびのビットコインゴールドに係る分岐に際し、コインチェックではビットコインゴールドの付与を行う予定です。
しかしながら、以下のような事象が発生し、弊社にてお客様の資産の保護が困難と判断される場合やサービスの安定した提供が困難と判断される場合においては、ビットコインゴールドの付与を行わない可能性がございます。
・Replay attackに対する対策が不十分であると確認された場合
・マイナーが十分に集まらず、ブロックが安定的に生成されない場合・何らかの脆弱性が発覚しそれに対する対策が行われない場合
・その他、弊社において付与等の取り扱いが不適切と判断される場合等
最後に「Zaif」の場合です。
Zaifでは、ビットコインの付与、取り扱いは行わないそうです。国内の3大取引所では唯一ビットフライヤーゴールドを付与しない方針です。
下記の可能性があるため、現時点ではビットコインゴールドの付与・入出金・取引は行わないと判断いたしました。
・リプレイ攻撃に対する保護、対策が不十分である可能性がある
・マイナーが十分に集まらずにブロックが継続的かつ安定的に生成されない可能性がある
・何らかの脆弱性があり、お客様資産の保全が確実ではない可能性がある
取引所により、ビットコインゴールドの取り扱いや付与について差があることがわかっていただけたでしょうか。確実にビットコインゴールドを手にしたいなら、「bit Flyer」に預け直すのが確実かもしれません。