「株式投資を始めてみたい」「儲かるのかな?」と思っている主婦の方は多いのではないでしょうか。
しかし、株を始めるのって勇気がいりませんか。特に、主婦の場合、自由になるお金も少ないし、「損をしたらどうしよう」という気持ちになりますよね。
株を始めるのなら、まずは勉強することが大切です。勉強しても、もちろん多少のリスクは伴います。しかし、「知識と情報を得て投資を始める」のと、「なんとなく投資を始める」のでは全く違った結果になるはずです。
株式市場とは?
株の売買が行われる場所です。
日本では、東京、大阪、札幌、名古屋、福岡に証券取引所がありますが、ほぼ(90%)東京証券取引所で売買されています。
株式市場は、世界中に存在していて、最も巨大なのはアメリカのNY株式市場です。NY株式市場では、なんと日本の3倍以上の額の取引が行われています。
株式市場の取引時間は?
日本の取引所は、朝9時から11時半、12時半から15時です。
ちなみに、NY株式市場では、夏は22時半から5時、冬は23時半から6時(日本時間)に取引が行われます。
株って一体何なの?
意外と「株って何?」という人もいるのではないでしょうか。「株」とは、企業が事業の資金を調達するために発行しているものです。
株式会社に出資した個人、法人を「株主」と言い、その資金を元に企業は事業活動を行うのです。
株主は、見返りとして「配当」という事業利益を分配してもらうことができます。(配当は業績によってもらえないこともあります)
株主にはどんな人がいる?
株主は、個人投資家だけではありません。
銀行や証券、保険会社などの「機関投資家」、海外から投資を行う「外国人投資家」などがいます。
日本の株式市場では、外国人投資家が50パーセント以上を占めており、影響も大きいです。
株価が変化するのはどんなとき!?
株価は常に変動していますが、様々な要素が関係して変動することを知っておくべきです。以下に主な5つの要素をあげています。
①景気との関係
株価は景気に先行すると言われています。株価が上昇すると「今後景気がよくなりそう」という理解をすると良さそうです。
②会社の業績との関係
会社の業績が上がれば株価が上昇しやすいです。会社の業績が上がると、株主に対しての還元も期待できるので、株を欲しがる投資家が増え、その結果が株価の上昇につながるのです。
③金利との関係
金利と株価は逆の関係に動きます。つまり、金利が上昇したら株価は下がり、金利が下がれば株価は上昇します。
金利を下げれば、株式投資が活発になるのです。
④為替との関係
「円安になれば、株価が上がる」というのが基本的な考えです。(そうでなかった事例もあるので注意が必要です)
多くの日本の産業は輸出で利益を得ているので、円安になれば業績が上がる傾向になります。
⑤海外株式市場と株価の関係
NY株式市場と日経平均株価は非常に相関性が高いです。NY株式市場が上がれば、日経平均も上がりやすいです。
初めての人にオススメの株投資スタイルは?
株投資には、長期投資、中期投資、短期投資、デイトレなど、様々なスタイルがあります。それぞれにメリットやデメリットがあるのですが、初心者にオススメなのは、長期投資(1年前後での取引)です。
長期投資のメリット
・資金が少なくても取り組みやすい
・時間があるので、爆発的な利益が得られる可能性もある
・少しずつ枚数を増やしていける
・損きりを焦ってする必要がない
・配当や株主優待を得られる
・忙しい方でも挑戦できる
長期投資のデメリット
・短期的に利益を手にできない
・相場が過熱しているときに買うと大損する可能性もある
株式投資にかかるお金は? 最低限必要な金額は?
いくらの株を何株買うのかによって株式投資にかかるお金は違ってきます。
本来、株式投資は大きなお金を動かした方が有利です。しかし、少額でも「時間」を利用することによって資産を大きくすることは可能です。
初めての方は、30万円くらいの少額からスタートするのがおすすめです。30万というと大金に感じる方もいるかもしれませんが、株投資金が短期間で0円になることは滅多にないのでご安心ください。(もちろん投資の方法によります)
株の購入にかかる費用は、株式の価格と証券会社への手数料です。手数料は証券会社により違いますが、100万円以下の取引の場合、500円以下のことが多いです。
もう一つ、必要となるお金は、税金です。利益に対して20.315%の税金がかかります。
本来、利益を確定申告する必要があるのですが、「特定口座」で口座を開設していると、証券会社が代わりに税金の計算と支払いを行ってくれます。
初心者は「特定口座」で口座を開設することをおすすめします。
また、NISAを使うと、利益に対する税金がかからないので、年120万円までならNISAを利用しましょう。
おすすめの証券会社は?
現在、インターネットを利用した取引が主流になっています。手数料が圧倒的に安いので、ネット証券会社を使わなければもったいないです。
選ぶときの基準は、サポートシステムが充実しているか、チャートのシステム、初注システムはどうかなどです。
私は証券会社を手数料で選びました。できるだけ安いコストで取引をすることは大切です。
ただし、手数料がいくら安くても発注しにくい証券会社では意味がありません。おすすめは「楽天証券」と「松井証券」です。
楽天証券
「ランキング情報」が便利です。(マーケットスピードというツールにあります)
チャートを長期間遡れないのがマイナスポイントですが、操作性が良く初心者でも使いやすいので、おすすめです。
松井証券
インターネット証券の先駆けです。株価チャートは「日足」で過去10年まで遡れます。株式の注文も出しやすく、スマホに対応しているのも便利です。
まとめ
株は、ギャンブルではありません。しかし、株取引を行い、大きな損をしているという人もいます。
初めて株取引を行う人は、余剰資金で行うこと、短期間でお金を増やそうという考えは捨てて、できるだけ安定している安心な株で株取引を始めるようにしましょう。
本やネットを使って、日々、勉強をして、多くの情報を得ておくことが大切ですね。