安全な仮想通貨取引所開設に向けて、SBIホールディングスとHuobiが資本提携。

今日は、SBI関連で大きなニュースが2つありました。一つ目は、SBIホールディングスがHuobiグループと資本業務提携を締結するとの発表したこと、もう一つは、SBIBITSがChain社とパートナーシップを結んだことです。

 

Huobiグループとは? 

 

Huobiとは、中国三大仮想通貨取引所の一つです。「火弊」や「Huobi.pro」の4年間の運営実績があります。一日の最高取引高が約5100億円以上口座数が165万という巨大規模のグループです。 

 

 

SBIとの資本業務提携でどうなる? 

SBIといえば、仮想通貨に力を入れていることは有名です。年明けには国内向けの仮想通貨取引所「SBIバーチャルカレンシーズ」、1月には海外向けの仮想通貨取引所「Digital Asset Exchange」を香港に開設する予定です。 

詳しくはこちら 

 

今回の資本提携のSBIの狙いは、Huobiの持っているノウハウ、人材、技術を取り込むことだと思われます。 

 

中国では取引所に規制がかかっていることは有名です。そのため、Huobiの狙いは、仮想通貨取引が盛んな日本市場からの顧客の取り込みだと思われます。 Huobiは今後、日本や韓国での開設も視野に入れて動いているようです。 

 

両方の会社にとってメリットがあるということで、今回の資本業務提携が成立したのですね。 

 

SBIバーチャル・カレンシーズは既に金融庁の仮想通貨交換業者の登録をし、先行口座開設も終えていますが、安全性を重視して取引を開始すると発表しています。 

 

現在、SBIバーチャルカレンシーズの開設が遅れている一番の原因、セキュリティー面が今回の提携により解消されるのではないでしょうか。 

 

ちなみに、資本提携の内容は以下の通りです。 

SBIグループが、Huobiグループの日本法人、Huobi Technology Japanの持分30%、韓国法人、HUOBI CO., Ltdの持分10%を取得。 

Huobiグループは、SBIバーチャル・カレンシーズの持分30%を取得。  

 

 

SBIバーチャルカレンシーズが開設されたらどうなる? 

 

SBIバーチャルカレンシーズが開設されたら一気に仮想通貨人口が増える可能性があります。なぜならSBIの顧客数は、証券、ネット銀行、FXを合わせると800万口座以上あるのです。 

 

また、SBIのセキュリティー面の安心感から、仮想通貨界からも多くの顧客が流入すると思われます。斎藤亮社長はこのように言っています。 

「ビットコインとビットコインキャッシュ、リップルの3種類を取り扱う予定です。10月から登録の先行予約ができますが、想定を大幅に上回る数万単位の申し込みが来ています。」 

 


  

SBIBITSとChain社のパートナーシップとは? 

 

12月7日、SBIの子会社(SBI BITS)がnChain社とパートナーシップを結びました。nChainとは、ロンドンを拠点にブロックチェーンの研究開発を行うパイオニア企業です。 

パートナーシップを結んだことにより、仮想通貨の強いセキュリティー対策が提供できるようになるとのことです。SBIのホームページには以下のようにあります。 

 

nChain社が当該開発における知的財産ならびにそれに付随する知見を提供する一方、SBI BITSでは 優秀な開発チームと金融サービスの専門知識を駆使することで、仮想通貨に対する次世代のセキュリティーシステム、とりわけウォレットの高度な安全性を確保するシステムを構築していきます。 

SBIグループでは、仮想通貨を基盤とした新たな金融生態系の構築に向け、BCCをはじめとする様々な仮想通貨の発展を支援していきます。 

まとめ 

SBIバーチャルカレンシーズの開設を楽しみにしているので、正直「まだかな〜」の気持ちが強かったのですが、このようなニュースが流れてくると、慎重に開設がすすめられていることがわかり、安心します。最近、国内の仮想通貨取引所も一長一短あるため、不満の声がよく聞かれています。

SBIVCが開設されたら、間違いなく日本No.1の仮想通貨取引所になるでしょう。もちろん私も資金はうつさせてもらう予定です。

  

 

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