今日も朝から仮想通貨界は大賑わいですね。 朝起きたら、ネムが高騰していて驚いた人も多いのではないでしょうか。寝る前にチャートを確認した時には、20円台だったのですが、6時前に60円!その後、9時前には70円を超え、現在60円台前半で落ち着き始めています。
ネム( NEM)、高騰の原因は?
NEM China teamがWeChatアプリを開発したから
今回の高騰の原因は、NEM China teamがWeChatアプリを開発したことです。
このアプリは、WeChat対応の初の暗号通貨アプリです。12月21日から使えるようになり、NEMアドレスとWeChat IDを紐付けできる とのことです。アプリを使うと、友達登録した人とすごく簡単に送金ができるそうですよ。
NEMが高騰を始めた時間から考えても日本人は寝ていた時間で、中国からの買いが多かったと思われます。それもそのはず、今回の高騰原因のWeChatは中国で人気のSNSなのです。
WeChatとは?
WeChat(ウィーチャット)は、Tencent(騰訊)が2011年にリリースした、文字や音声、写真や動画、グループチャットなどでコミュニケーション通知など基本機能が出来る無料メッセージアプリで、Weiboなどと並び中国最大人気SNSの1つです。
ユーザー数は中国国内約7億、世界で12億以上、月間アクティブユーザーは8.89億以上と、世界でも最大規模の人気アプリです。
今後、1000円を目指しているという話も出ているネム(NEM)。「ネムを買いたいな」と思った方も多いと思うので、ネム(NEM)について、改めて復習してみましょう。
ネム(NEM)とは?
ネム(NEM)は、2015年に公開された、ブロックチェーン技術を応用して生まれた技術です。NEMはNew Economy Movementの略です。ネムをプラットフォームとした通貨名はXEMです。
通貨の送信はもちろん、イーサリアムで実現されている「スマートコントラクト」も実装しています。
NEMの基本情報
名称 | NEM(ネム) |
公開 | 2015年3月 |
コード | XEM |
開発者/開発組織 | Utopianfuture |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Importance |
承認目安時間 | 約1分 |
上限発行枚数 | 約90億(全て発行済み) |
ネム(NEM)の特徴は?
①プルーフ・オブ・インポータンス
ネム( NEM)の一番の特徴は、コンセンサスアルゴリズムに「プルーフオブインポータンス( Poi)」を採用していることです。
これは、ビットコインのPoWやイーサリアムのPoSの問題点を解消したものです。
PoWやPoSでは、大資本を持ってスーパーコンピューターを多数所有する者や、コインをより多く所有する者が、マイニングによってさらにコインを獲得し、お金のあるところにさらにお金が流れるという、資本の集中化が構造上起きてしまいます。
その問題に対して、NEMのプルーフ・オブ・インポータンスは「ユーザーの重要度」によって報酬が分配される仕組みになっています。
NEMのアルゴリズムでは、「XEMの保有数」と「取引の頻度」で重要度を決めることになっています。多くのコインを持っていても、取引をしなければ重要度が高くならないので、他者と取引をする回数が増え、自然とお金が分配できるというわけです。
② ハーベストとハーベスティング
ビットコインなどで言う「マイナー(採掘者)」は、ネムでは「ハーベスト(収穫者)」と呼ばれます。承認する行為は「ハーベスティング」と言われています。
基本的には、ブロックチェーン技術の応用なので、ブロックごとに承認していくという構造はビットコインなどと変わりません。
③NEMテクノロジーを利用した「mijin」
国内最大級の仮想通貨取引所Zaifを運営するテックビューロ社は、NEMテクノロジーと同じAPIを利用して「mijin」というプライベートブロックチェーンを開発しました。
この「mijin」は金融機関のコスト削減を最大目標に構想され、すでに住信SBIネット銀行などがこのmijinの運用テストを実施しています。
さらに、テックビューロ社はさくらインターネット社と組んで、金融機関やITエンジニア向けのブロックチェーン実証実験を行い、一般開放をしています。
④圧倒的な処理速度
NEM(XEM)は処理速度が圧倒的に速いという特徴があります。最新の実証実験では、平均3000件/秒、最高4142件/秒というものすごい処理速度を実現しました。
ビットコイン(BTC) | 14件/秒 |
イーサリアム(ETH) | 15件/秒 |
リップル(XRP) | 1500件/秒 |
NEM(XEM) | 4000件/秒 |
ネム(NEM)の将来性は?
ネム(NEM)あるいはmijinの技術を本格的に採用する企業が出てくると、そのニュースに反応してどんどんと価値が上がっていくのではないかと思われます。
ネム(NEM)は2018年にカタパルトバージョンが実装されると言われているので、実装されたら徐々に上昇し、2019年、2020年に大暴騰すると考えてます。NEM(XEM)の構想やポテンシャルはとても高いのです。
「カタパルト(Catapult)プロジェクト」とは?
現在、テックビューロ社とNEMのコアデベロッパーが共同で開発している「カタパルト」というコードネームのプロジェクトがあります。
このプロジェクトは、プライベートブロックチェーンmijinを改良したもので、処理速度が非常に高速になります。
処理速度の向上だけでなく、カタパルトの開発によって生み出された改良ポイントをNEMに生かしたり、逆にNEMの改良をカタパルト、あるいはmijinに生かすなど、NEMとmijinのポテンシャルを引き上げるものです。
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